島村楽器 京都カナート店 シマブロ

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DTMer香西の音の鳴る箱 Vol.3

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こんにちは、京都カナート店DTM担当・香西です!約2か月ぶりの更新となります「音の鳴る箱」!
Vol.3では、普段お客様と話しててよくある、作曲に関する質問に回答する回にしたいと思います!
あくまで個人の見解なので正しいかどうかは置いといて、何かしら参考になれば幸いです!それではいってみましょう!

Q.音楽理論についてサッパリなのですが、作曲に理論の知識は必要ですか?

A.なくてもできますが、知ってて損はないです。

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そもそも音楽理論とは何なのか、というお話なのですが、個人的にはシンプルに「音の重なり方や並びに名前が付いたもの」という風に考えています。
理論の知識がない人でも、適当に楽器を演奏していて「この音の次にこれを鳴らせば何となく気持ちいい流れになる」「このコード進行にこのメロディはよく分からないけど不自然に聴こえる」というようなことは感覚的に分かることが多いと思います。
そういった感覚的なものを、頭の良い人たちがたくさんデータを集めて、体系的にまとめたものが音楽理論なのではないでしょうか(たぶん)。

ので、作曲においても例えばメロディやコード進行を考えるときなどに、予め知識があれば次の展開をある程度予測できるので、知ってて損はないです。
知識に関しては作曲しながらや作った後で身に付けるのでよいと思います。「一通り勉強してから…」だとキリがないので。

Q.知っている曲に似たフレーズになってしまいます

A.似ててもよいです、続けてください。そしてインプット/アウトプットを増やしましょう。

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楽曲のアイデアはどこから来るものなのでしょうか。神の啓示ですか?(それはそれで素敵ですね)
仮に何のアーティストも知らない人がB'zの曲を聴いて「かっこいい!自分でもこんな曲作ってみたい!」と思って作曲に挑んだとしましょう。インプットされた音楽の情報がB'zしかないので、「B'zっぽい曲」しか出てこないと思います。でもこれはインプットされた情報がそのままアウトプットされているだけなので、特に不自然なことではないですよね。フレーズが似てしまって当然のできごとなのです。
ではB'zだけでなくワンオクからも影響を受けた人ならどうでしょう。「全体的にはワンオクっぽいけど、ギターはB'zっぽい曲」「バックはB'zっぽいけど歌のメロディがワンオクっぽい曲」などができるかもしれません。このままアプローチが増えていくと…もうお分かりですよね。

似たようなフレーズしか思いつかない人にありがちなのが、インプットの量が少なくてそれ故に作曲に応用できる引き出し(アプローチ)が少ないことです。アイデアはそれまでに聴いてきた曲を基に生まれます。色んな曲のアプローチを知り、それらを自分の中で消化してアウトプットを繰り返し、オリジナリティあふれる作品を目指してください。

Q.どんな楽器を使って作曲をすればよいですか?

A.何でもいいと思いますが、これから楽器を始めるなら個人的には鍵盤楽器が良いと思います。

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リズム楽器は別として、単音のメロディで演奏できる楽器よりは和音で演奏できる楽器のほうが多少有利であると思っています。和音で演奏できる楽器は単音の演奏もできるので、コードとメロディどちらも考えることができますね。それでも、楽器によって得意不得意はあります。

例えばギターで作曲するとしましょう。一般的なギターはが6本張ってあるので、特殊な使い方をしなければ最大同時発音数は「6」です。またコードフォームや運指など、左手に関してはある程度決まった動きをすると思うので、コードの転回や音の並びなどで何かしら制限が出てきます。
ではピアノはどうでしょうか。普通に演奏するなら右手と左手両方の指が使えるので最大同時発音数は「10」です。コードの転回に関しても、「右手と左手は色々なポジションで」「指は届く範囲内で」考えることができます。ギターとピアノの簡単な比較ですが、これだけ聞くと何となくピアノの方が広くカバーできそうな気がしませんか?単純にメロディとハーモニーを考えるだけなら、鍵盤楽器の方が色々アイデアが生まれやすいです。

だからと言って無理にピアノで作曲をする必要はありません。ギターのための曲を作るならギターを中心に考えるのが効率的ですし、ある程度コードの知識があればピアノが弾けなくても頭の中で転回は考えられるものです(理論は知ってて損はないですね)。
複数の楽器を演奏できるなら、作りたい曲に合わせて楽器を使い分けてみるのもよいのでは、と思います。


質問はまだまだあるのですが、書き出してみると予想以上に長くなってしまったので今回はここまで…いかがだったでしょうか!
他の質問はまた後日お答えしたいと思います!新曲もまたどこかのタイミングで公開しますのでもうしばらくお待ちを!

それではまた次回お会いしましょう!

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